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日別アーカイブ: 2026年10月26日

和昇のよもやま話~“仕事のやりがい”を感じる瞬間とは?~

皆さんこんにちは!

株式会社和昇です。

 

~“仕事のやりがい”を感じる瞬間とは?~

 

宮大工は、神社や寺院などの伝統的な木造建築に携わる仕事です。

新しい建物をつくる。

古い建物を修繕する。

傷んだ部分を補修する。

仕事内容は現場によって違います。

しかし共通しているのは、

「木と向き合い、長く残る建物をつくる」

ということです。⚒

自分が加工した一本の木材が建物の一部となり、長い年月その場所に残り続ける。

そこには宮大工ならではの大きなやりがいがあります。⭐

一本の木材が建物の一部になったとき

最初は一本の木材だったもの。

寸法を確認する。

墨を付ける。

加工する。

かんなで仕上げる。

そして現場へ運ばれ、柱や梁として組み上がります。

何もなかった材料が、自分の手によって建物の一部になる。⚒

ものづくりの喜びを強く感じられる瞬間です。

木と木がぴったり納まったとき

宮大工の仕事では、木材同士を組み合わせる加工があります。

何度も寸法を確認する。

墨を見る。

刃物を入れる。

少しずつ加工します。

そして実際に組んだとき、

ぴたりと納まる。✅

大きな隙間もなく、きれいに木と木が合った瞬間には、職人として大きな達成感があります。

時間をかけて丁寧に加工した結果が、その場ですぐ分かります。

かんなで美しく仕上がったとき

木の表面へかんなをかける。

簡単に見える作業でも、きれいに仕上げるためには技術が必要です。

木目を読む。

刃を調整する。

力加減を考える。

きれいに削れた木の表面は、触ったときの感触も変わります。✨

自分の手で木の美しさを引き出せたとき、宮大工としての楽しさを感じます。

古い部材をもう一度使えたとき

修繕工事では、何十年、場合によってはさらに長い時間使われてきた木材と向き合います。

傷んでいるから全部交換する。

ではありません。

一部を補修する。

傷んだところだけを直す。

そして再び建物へ戻す。♻

昔の職人が加工した木材を、自分たちの手で次の時代へつなぐことができたとき、大きなやりがいを感じます。

昔の職人の技術を目にしたとき

古い建物を解体すると、普段は見ることのできない内部の木組みが現れます。

「昔はこんな加工をしていたんだ」

「この形で何十年も建物を支えてきたんだ」

驚かされることがあります。

図面だけでは分からない、昔の職人の工夫を直接見ることができます。✅

自分が現在の職人として、過去の職人と仕事を通じてつながっているように感じられる瞬間です。

傷んだ建物がよみがえったとき

修繕前は、

木部が傷んでいる。

屋根まわりが古くなっている。

床が弱くなっている。

長い年月を感じる建物があります。

そこから一つずつ修理していきます。

新しい材料。

残した既存材。

それぞれを組み合わせ、再び建物を整える。✨

施工前と施工後を見比べたとき、

「この建物をもう一度使える状態へ戻せた」

大きな達成感があります。

建物を壊さずに残せたとき

古くなった建物でも、修繕によって残せることがあります。

地域の方にとって思い入れのある建物。

長年親しまれてきた神社や寺院。

それを取り壊すのではなく、必要な部分を直しながら残す。♻

建物の歴史を途切れさせず、次の世代へつなぐことができる。

宮大工ならではの誇りを感じる仕事です。

屋根や軒の形が整ったとき

寺社建築では、屋根や軒の美しさが大きな特徴です。

長く伸びる軒。

重なり合う木材。

全体のバランス。

施工中は一つひとつの部材しか見えていません。

しかし足場から離れて全体を見ると、美しい形が現れます。✨

自分たちが加工した部材が一つの大きな形としてつながった瞬間です。

難しい修繕方法を考えられたとき

古い建物では、

予想していた状態と違う。

簡単には部材を交換できない。

周囲を残したまま直す必要がある。

難しい状況があります。

どうすれば残せるか。

どこでつなぐか。

どう補修するか。

チームで考えます。

そして良い方法を見つけ、無事に施工できたとき。✅

経験や技術が結果につながったことを感じられます。

地域の方に喜んでいただいたとき

神社や寺院は、地域の方にとって特別な場所である場合があります。

子どもの頃から知っている。

毎年お参りしている。

地域行事で使っている。

工事が終わり、

「きれいになりましたね」

「残してくれてありがとう」

と声を掛けていただくことがあります。☺

建物だけではなく、その場所にある思い出まで守ることができたと感じる瞬間です。

自分の加工技術が上達したとき

新人の頃は、

墨付けが難しい。

のみが思うように使えない。

かんながきれいにかからない。

分からないことばかりです。

何度も練習する。

先輩に教わる。

失敗する。

少しずつ技術が身についていきます。

以前は時間がかかっていた加工が、きれいにできるようになる。✅

自分の成長を手で感じられる仕事です。

木を見て判断できるようになったとき

経験を積むことで、

この木はこちら向きが良い。

この木目ならここに使おう。

ここは加工するときに注意しよう。

少しずつ材料を見る力がついてきます。

木は一本一本違います。

だからこそ、材料を見る力が身についたとき、職人として成長したことを感じられます。✅

先輩から仕事を任せてもらえたとき

最初は、

材料を運ぶ。

道具を準備する。

先輩の仕事を見る。

そこから始まります。

経験を積み、

「ここを任せる」

と言ってもらえるようになる。

一つの部材。

一つの場所。

責任を持って仕上げる。⭐

先輩から信頼して仕事を任せてもらえた瞬間も、大きなやりがいです。

後輩へ技術を伝えられたとき

さらに経験を積むと、自分が教える立場になります。

のみの持ち方。

かんなの調整。

墨の見方。

木の使い方。

以前は自分が教えてもらっていたことを、今度は後輩へ伝えます。

後輩が上手に加工できるようになる。☺

技術が自分のところで止まらず、次へつながっていることを感じられます。

完成した建物を見上げたとき

工事中は、

目の前の柱。

目の前の梁。

一つの作業に集中しています。

しかし工事が終わり、足場が外れる。

少し離れた場所から建物全体を見る。✨

屋根。

軒。

柱。

自分たちが施工した建物が一つの姿として完成しています。

長い工事ほど、その瞬間の達成感は大きなものになります。

何十年後にも残る可能性がある仕事

宮大工の仕事には、大きな特徴があります。

自分がつくったものが、長い年月残る可能性があることです。⭐

自分が仕事を終えたあとも。

次の世代。

さらにその先の世代。

同じ建物を見る人がいるかもしれません。

その責任は大きいですが、それ以上に大きな誇りがあります。

“木を加工する仕事”から“文化を未来へつなぐ仕事”へ

宮大工の仕事は、木を切り、削り、組む仕事です。

しかし本当に向き合っているものは、

建物。

歴史。

地域。

技術。

そこに込められてきた思いです。✨

昔の職人から受け継いだ技術で現在の建物を守り、その技術と建物を次の世代へ渡していく。

これからも一つひとつの木と丁寧に向き合い、長い年月残る仕事であることに誇りを持ちながら、宮大工として技術を磨き続けていきたいと思います。⭐